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차이나 리뷰(China Review)/習近平정권 Watch

「얄타 2.0」의 환상, 시진핑(習近平)이 우크나이나에서 노리는 '제3의 의자(椅子)'

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「얄타 2.0」의 환상, 시진핑(習近平)이 우크나이나에서 노리는 '제3의 의자(椅子)'

    

80년전의 얄타회담을 모방하여 2025년도 판(版) '얄타2.0'이 만들어질까?

우크라이나 전쟁은 어떠한 형태로 끝나게 될까요? 그 결과는 앞으로의 세계질서의 형태를 결정하게 될 것 같습니다.
  
트럼프와 푸틴이 직접회담을 위한 조정을 거듭하고 있는 지금, 전후 80년을 맞이하고 있는 가운데, 국제질서를 대전환하려고 준동하고 있는 중국의 움직임도 눈에 거슬리게 전개되고 있습니다.

우크라이나 종전을 위한 트럼프의 빠른 움직임에 대하여, 중국이 대처하려고 하는 방식에는, 중국공산당의 군대인 인민해방군(PLA)을 이용하는 것도 들어 있습니다.

80년 전의 얄타회담에서는, 제2차 세계대전 후의 영토분할, 전승국을 축으로 하는 국제연합(UN)의 설립, 전후의 국제질서 등을 '삿파리토(さっぱりと : 매섭게, 말끔히)' 정했었습니다.

전후 세계질서의 거의 전부를 결정했던 이 얄타회담의 주요 출석자는, 美 루스벨트 대통령, 蘇 스탈린 수상, 그리고 英 처칠 수상이었지요.

그런데 지금 얄타회담의 장소였던 크리미아를 포함한 우크라이나를 놓고 직접 협의하려고 하고 있는 세력은 트럼프와 푸틴입니다. 거기에 당사자인 우크라이나의 모습은 없습니다.

그러면 트럼프와 푸틴 만으로 금후의 세계질서를 정하는 일이 과연 가능한 일일까요?
(트럼프 정권은 유럽연합(EU)과
NATO를 경시(軽視)하는 정책을 벌써 펼쳐나가고 있습니다)

"어떻게든지 인너 서클의 일원이 되어 관여하고 싶다." ---- 이것이 바로 중국 국가주석 시진핑(習近平)의 생각입니다.

"80년을 지탱해 온 전후체제를 뒤집어엎을 수 있는 「신(新) 얄타체제(얄타 2.0)」가 부상한다면, 처칠의 영국을 대신할 일각(一角)은 경제・군사 양면에서 실력을 기른 우리 중국이 차지하고 싶다."

'얄타 2.0'의 새로운 주역들이라구? 푸틴아, 시진핑아, 엿(飴)이나 묵으라! ㅎ~

"이미 중국에서 장기집권을 구축한 내가 「3번째의 의자(椅子)」를 노리는 것은 이상할 일도 아니다. 우리 중국은 심각한 경제부진----현재 중국은 내수유도형 경제와 빙설(氷雪) 경제에 의존 중----에 허덕이고 있고, 그래서 제3의 의자는 우리 중국의 내정상(内政上)의 구심력을 회복시키는 데 있어서도 마법의 지팡이가 될 수 있다." ---- 이것이 시진핑의 야욕이자 노림수가 되겠습니다.

"ㅎ~, 진핑이, 니 참 많이 컸다! 야심이 너무 커. 근데 니 너무 나(트럼프)를 물로 본 것 아니니? 내가 제3의 의자를 네까짓 거에게 내줄 성 싶으냐? 지금 무슨 개소릴 하고 있는 겨, 잉? 우크라이나의 전후복구사업과 PKO활동은 차라리 한국 쪽에 맡기겠다 야!" ---- 이것이 바로 트럼프의 생각이 아닐까요? ㅎ~

그럼에도 불구하고, 시진핑은 우크라이나 정전(停戦) 후의 안전보장의 구조와 PKO활동 등에 중국이 참가해야 한다고, 강력히 원하고 있는 것으로 간파되고 있습니다.

시(習) 정권은 우크라이나의 평화유지 등에서 중국이 힘을 발휘하게 된다면, 미러중(美露中) 3대국(?)에 의한 신세계 질서(얄타 2.0)의 서장(序章)이 열릴 것이라고, 잔뜩 기대하고 있는 것으로 보이네요.



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「ヤルタ2.0」の幻影。習氏がウクライナで狙う第3の椅子

      

ウクライナでの戦いがどのような形で終わるのか。それは今後の世界のありようまで決めてしまうかもしれない。米大統領のトランプとロシア大統領のプーチンによる直接会談に向けた調整が始まった今年はちょうど戦後80年。国際秩序が大転換しうる節目を利用しようとうごめく勢力は多い。

第2次世界大戦が終わった時点では、まだ建国に至っていなかった中国共産党の中華人民共和国もそのひとつだ。ウクライナを巡るトランプの速すぎる動きに対処するため「中国が準備したのは(共産党の軍である)人民解放軍(PLA)だ」。中国軍を引き合いにここ数カ月の複雑怪奇な駆け引きを解説するのは、米中関係に詳しい人物である。

空いた英首相チャーチルの席

  
この問題を読み解くため注目すべきなのが、まさに80年前の2月にあった重大な会合だ。当時は「クリミア会議」と呼ばれた「ヤルタ会談」である。第2次世界大戦後の領土分割、戦勝国を核とする国際連合設立に関する大枠、国際秩序もここで決まった。

ソ連南部クリミア半島のヤルタで会談した(前列左から)英国のチャーチル首相、米国のルーズベルト大統領、ソ連のスターリン首相(1945年2月)=タス・共同  소련 남부의 크리미아 반도의 얄타에서 회담한 英 처칠 수상, 美 루즈벨트 대통령, 蘇 스탈린 수상(1945년 2월).


ヤルタ会談は1945年2月4〜11日に開かれた。場所はウクライナ本土から黒海に突き出したクリミア半島の南部にあるリバディア宮殿だ。処刑されたかつてのロシア皇帝、ニコライ2世の夏の離宮だった。ヤルタの街からは3キロメートルほど離れている。クリミア半島はウクライナ領だが、2014年からロシアが占領している。

戦後世界のほぼ全てを決めたヤルタ会談の主要出席者は、米大統領のルーズベルト、ソ連首相のスターリン、そして英首相のチャーチル。欧州の利益を代表するのは英国である。後に戦勝国として国連安全保障理事会の常任理事国に入るフランスと中華民国は不在だった。

크리미아 반도 남쪽 끝에 있는 얄타(ヤルタ).


そして今、ヤルタ会談の地、クリミアを含むウクライナについて直接協議しようとしているのがトランプとプーチンだ。そこに当事者であるウクライナの姿はみえない。ロシアによる首都キーウ(キエフ)への空襲は今も連日続いている。その関連報道は「トランプ劇場」の下でめっきり減ってしまった。

トランプ政権の特徴は欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)の軽視だ。それは先にドイツで開かれたミュンヘン安全保障会議での米副大統領、バンスの発言でも明らかだ。

ではトランプとプーチンだけで今後の世界秩序を決めることができるのか。何としてでもインナーサークルの一員になって関与したい。それが中国国家主席、習近平(シー・ジンピン)の思惑である。

80年続く戦後体制を揺るがす「新ヤルタ体制」が浮上するなら、チャーチルの英国に代わる一角は、経済・軍事両面で実力をつけた中国が占めたい。既に中国で長期政権を築いた習が「3番目の椅子」を狙うのは不思議ではない。中国は深刻な経済不振にあえいでおり、第3の椅子は内政上の求心力回復に向けた魔法の杖になりうる。


中国がウクライナにPKO部隊も


その第一手が、ウクライナ停戦後の安全保障の枠組みへの中国の参加だ。トランプとプーチンが近いうちに直接会談に踏み切る場合、停戦に現実味が生まれる。問題はロシアの再侵略を防ぐ信頼できる安保の具体策だ。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、中国がトランプに対してプーチンとの直接会談の仲介と、ウクライナ停戦後に中国として平和維持活動(PKO)を担う部隊を送る用意があると伝えていた、と報じている。


英誌エコノミストも、トランプ政権がウクライナの平和維持のため、欧州各国ばかりではなく、中国とブラジルの軍も参加するよう求めていると報じ、注目を集めている。

中国もあえて衣の下から鎧(よろい)をのぞかせる。中国外交トップの王毅(ワン・イー)はミュンヘン安保会議のため訪れたドイツで中国のPKO派遣能力を誇示した。興味深いのは、王毅発言が中ロとも敵視しているはずのNATOの事務総長、ルッテとの会談で飛び出したことだ。

中国国営通信の新華社は、王毅がルッテに「中国は平和、安定への力として最も多くのPKO要員を派遣した国連安保理常任理事国だ」と述べたと報じている。中国は元々、国外へのPKO派遣に慎重姿勢だったが、2000年代に入り積極的になった。南スーダンなど多くの派遣実績がある。

中国の国連PKO活動などを描いたとみられる絵画(中国内の展示から)중국의 유엔(UN) PKO활동 등을 그린 회화(중국내의 전시)

王毅はミュンヘンでウクライナ外相のシビハとも会い、政治的な解決に向けて「建設的な役割を果たす」と語った。中国として積極的に関与するという強い意欲の表明である。

習政権は、ウクライナの平和維持で中国が力を発揮できれば、米ロ中3大国による新世界秩序に向けた序章になりうると判断している。トランプ政権に恩を売ることは、米国との外交・安保・経済上の激突を回避する根本的な方策にもなるのだ。ただプーチンのロシアが中国軍のウクライナ駐留にイエスというのか。そこには疑問が残る。

同じ頃、ロシアが占領しているクリミア半島のリバディア公園アートギャラリーには、新体制を先取りしたかにみえる意味深な展示が登場した。その作品は「ヤルタ2.0」と呼ばれている。

クリミア半島のヤルタにあるリバディア公園アートギャラリーに置かれた3指導者を配した展示作品は「ヤルタ2.0」と呼ばれている=ロイター 크리미아 반도의 얄타에 있는 리바디아 공원 아트갤러리에 놓여있는 전시작품. 트럼프, 푸틴, 시진핑의 3명의 지도자를 배열시킨 이 작품은 「얄타 2.0」으로 불리고 있다.

まん中にプーチン、向かって左にトランプ、右には習の姿が配された。80年前のヤルタ会談よろしく強権で知られる現代の3人の指導者が並ぶ。「ヤルタ2.0」の足音が聞こえてきそうな構図だ。これは願望を映す幻影(MABOROSHI)にすぎないのか。


台湾問題では防戦の様相


「ヤルタ2.0」が中国の思惑に沿って浮上するなら、同国が最重要と考える台湾問題への影響は計り知れない。国際秩序を破壊する明白な侵略者であるロシアが、利を得る形でウクライナでの戦いが止まる場合、台湾への武力行使の選択肢を放棄しない中国にとっても有利な局面が訪れるはずだ。

ところが現実は大きく違っている。目下、米ロ間の仲介役は、中国ではなくサウジアラビアが担っている。18日の米ロ外相会談の場所もサウジの首都リヤドである。仲介に意欲を示していた中国としては面白くない展開だ。

トランプ政権との台湾を巡る緒戦でも中国側が押し込まれる局面が目立つ。米国務省は13日、公式サイトから「台湾の独立を支持しない」とする文言を削除した。削除された表現は、台湾を中国本土と不可分の領土とみなす中国の立場に配慮した「一つの中国」政策に沿った文言だった。

同省ホームページで公開する台湾の情報をまとめた「ファクトシート」の更新では、中台問題を巡って「強制を伴わない平和的手段」による解決を望むとも明記した。

台湾の国際機関への参加についても「加盟を含め、台湾による国際機関への有意義な参加を支援し続ける」と記し、より明確になった。先の日米首脳会談の共同声明も「両首脳は国際機関への台湾の意味ある参加への支持を表明した」という表現を盛り込んだ。


トランプが米大統領への就任直後にやり玉に挙げたパナマ運河問題でも中国は守勢に立たされた。パナマ政府が、習の肝煎りである広域経済圏構想「一帯一路」からの離脱を口にする急展開となったのだ。

1945年2月のヤルタ会談では当時のウクライナの扱いから、ソ連の対日参戦など極東に関わる数多くのことまで秘密裏に決まってしまった。80年後の今、当事者であるウクライナの頭越しの米ロ協議などを経て「ヤルタ2.0」と呼べる新体制が動き出すのか。それはなお見えない。

だが、いったん出来上がれば、日本の将来にも多大な影響を与える。死活を左右する可能性さえあるのだ。石破茂政権は、先の日米首脳会談の結果に満足し、安心しきっている場合ではない。ロシアによるウクライナ全面侵略から24日で3年。多方面に網を張りながら警戒すべき局面である。(2025年 2月 19日 0:00)



エキスパートのひとこと解説

岩間陽子
政策研究大学院大学 政策研究科  教授

中国はかなり前から国連平和維持に力を入れており、2024年時点で財政貢献で2位、平和維持軍への人員提供で8位です。ちなみにインドは平和維持軍への人員提供で4位です。現在1000人以上の人員を提供しているのはいわゆるグローバル・サウスの国ばかりです。ある意味、中国はこのような瞬間のために国連平和維持軍に投資してきたのかもしれません。「中印が停戦監視軍を提供するのに適している」と、ミュンヘン安保会議に出席していたある中国の元軍人が発言していました。実際の和平までにはまだまだ紆余曲折があるでしょうが、中国がこの機会に「大国」の地位を掴みたいと思っていることは意識しておく必要があります。(2025年 2月 19日 12:26)


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@ nikkei

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